海外FXの危険性は知っておくべき!実際にあったトラブルも公開

ハイレバレッジにゼロカット、豪華すぎるボーナスなど海外FXに魅力的なメリットがたくさんあります。

でも海外FXとなると運営会社の安全性やライセンスの信頼度などを自分で判断するのが難しかったり、基準が分からなかったりします。

さらに日本の金融庁に登録もなくトラブルも自己責任になることから、危険性を考えて海外FXのトレードをしたいのに1歩踏み出せない人も多いようです。

そこで不安や心配を解消してから納得して海外FXデビューができるように、考えられる危険性を実際にあったトラブルを例にご紹介します。

海外FXに危険性がないと言い切れない理由

メリットの多い海外FXをおすすめしたいのですが、100%安全だと言い切ることはできません。それにはこんな理由があります。

安全と言い切れない理由

  • 危険な業者の存在がある
  • ライセンスを取得していない業者もある
  • 信託保全が義務付けられていない
  • 日本の金融庁と無関係である
  • 思わぬ大きな課税になることがある
  • 規約違反で出金拒否の可能性がある

もちろんだからと言って海外FXを危険性が高いから使わない方がいい!と警告している訳ではありません。

長い間海外FXでトレードをしてきて、他にも10年以上と長い期間利益を出している人もいる中で危険性については低いと感じています。

ただ100%安全ではないので、知識として考えられる危険性については知っておいた方が安心です。

海外FXの危険性として挙げられる6つの項目について、実際に起こったトラブル報告があるケースについては一緒に解説していきます。

詐欺海外FX業者の存在が確認されている

詐欺海外FX業者の存在が確認

最近急増している偽電話詐欺や架空請求詐欺と同じように、海外FX業界にも被害が及んでいます。

電話勧誘やインターネット上から、海外FX専用の自動売買ソフトの販売を行い証拠金を騙し取り架空の取引を演出する詐欺業者です。

実際に起こった架空海外FX詐欺の被害

被害者◇Aさん:主婦
インターネット上からホームページにアクセス

  • ネットのバナーから海外FXのメルマガ登録
  • 興味を持ち資料請求をする
  • 電話があり海外FXソフト購入の勧誘をされる
  • ソフト代金を振込、証拠金100万円を入金
  • ソフト上では利益が右肩あがりになっていく
  • 出金の電話をすると出金拒否

なんといざ出金しようとすると「未決済通貨があるため決済するまで出金不可」と断られてしまったのです。

その後は何度電話をかけても色々な理由をつけて出金に応じてもらえず、いつの間にかソフトも利用できなくなり詐欺に気づいた時には遅かったというケースです。

これは国内の海外FX業者を装った詐欺ですが、海外にもFX業者を装った詐欺グループは存在しているようです。

海外FXの危険性である「詐欺被害」を防ぐためには、事前によくその業者のことを調べてから利用することが重要です。

メルマガ登録や資料請求も海外FXではほぼないので、危険回避のためにも簡単に個人情報を教えないでください。

ライセンスを取得していない業者もいる

金融ライセンスを取得していない業者もある

海外FXではライセンスを取得している業者がほとんどですが、中には無ライセンスで運営をしているところもあります。

ライセンスなしの海外FX業者は危険性が高いと思ってもいいでしょう。

ただライセンス登録をしているからといって危険性が0になるわけではありません。
取得しているライセンスの種類によって信頼性が大きく変わってくるからです。

最も信頼できるライセンス

  • イギリスFCA
  • キプロスCySec
  • ニュージーランドFSP

の3つです。

ライセンスを取得し維持するためには、資金管理方法・資本金・出金手続き・定期的な経済状況の報告など厳しい条件をクリアする必要があります。

海外FXで最も信頼できるライセンスを取得している

    XM・Traders Trust・LANDFX・FxPro・iFOREX・HotForex・TitanFX・FxNet・FXGLOBE

中でもLANDFXはイギリスとニュージーランド、Traders Trustはイギリスとキプロスの2つ取得をしているので危険性はほぼない海外FX業者としておすすめできます。

実際に起こったライセンスが関係する被害

被害者Bさん:会社員
問題になった業者:youtradeFX
所有ライセンス:ASIC Regulation No. 398528

youtradeFXはオーストラリアの金融ライセンスを表示し運営を行っていたのですが、口コミでは出金手続きがのらりくらりとかわされると悪評になっていました。

それでもトレーダー側に違反があったのだろうと利用を続けていたBさんですが、ある日突然運営が機能しなくなっていることに気づいたのです。

  • メールの返信もなく電話もつながらない
  • チャット応答のサービスも使えなくなっている
  • 公式サイトの問い合わせのリンクが削除されている

そして数日後にはきれいに公式サイトごとなくなっていて、入金していたお金も利益もすべて0になってしまったのです。

オーストラリアにライセンスを持っているはずなのに!と不思議に思ったBさんは、詳しく調べてみました。

なんとyoutradeFXは正式にライセンスを取得していなかったのです。

取得ライセンスの欄に記載があっても見慣れない・知らないライセンスだった場合は、危険性が高くなるので警戒が必要です。

さらに現在も外国版のyoutradeFXの公式サイトは現在でも閲覧できるようになっていて、日本でも利用を勧める記事が出ているので注意してください。

信託保全が義務付けられていない

海外FXでは分離管理と信託保全のどちらかで預かった資金の管理をしています。

分離管理とは

    顧客から預かった資産をFX業者の経営資金とは別の口座で管理すること

例えば海外FX業者の経営状況が悪化してしまったとしても、顧客のお金に手を出してしまうことがないように流用するリスクをなくしています。

ジョインアカウントといって、第三者と海外FX業者の共同口座で資金管理をして流用をしていない証拠としているところもあります。

信託保全とは

    顧客から預かった資産を銀行に預け、FX業者が倒産した時は返金する方法で管理する体制のこと

銀行が間に入って資金管理をするので流用のリスクもなく、倒産した時のリスクまでなくなる最も安全な資金管理法です。

分離管理の海外FX業者すべてが危険性が高いとは言えませんが、何かあった時のリスクがあることは間違いありません。

信託保全に加入し危険性が低いFX業者

    XM・TitanFX・FXPro・AXITRADER・ThinkForex

信託保全と記載があっても一部を信託保全にしている業者もあるので、詳細まで確認しておきましょう。

信託保全に関するトラブル

これはもうお分かりのように、 信託保全に入っていないFX業者を利用していたがために資金を持ち逃げされ利益を得ることもできなかったというケースです。
信託保全に入っていないということは資産0円になる危険性があるということです。

日本の金融庁と無関係である

海外FX業者は日本の金融庁には登録はしていません。というよりも、登録できないと言う方が正しいです。

  • 最大レバレッジ25倍と規制があるためハイレバレッジが不可能になる
  • 入金や口座開設ボーナスにも規制がかかってしまう
  • 法律でゼロカットが禁止されているため行えなくなる

このような理由から海外FX業者は日本の金融庁にあえて許可を取らないのです。

海外FXの大手であるXM・GEMFOREX・TitanFX・Axioryなども金融庁からの警告を受けていますが、だからといって危険性は指摘できません。

それぞれにどこかしらの国でしっかりと金融ライセンスを取得しているからです。

  • XM:セーシェル金融庁ライセンス(FSA)
  • GEMFOREX:ニュージーランドライセンス(FSPR)
  • TitanFX:ニュージーランドライセンス(FSPR)
  • Axiory:ベリーズライセンス(IFSC)

日本の金融庁はトレーダーを国内FXにとどまらせたいという意向があり、警告を出しています。

海外FXは日本の金融庁の許可を受けてはいませんが、ちゃんと運営をしている業者は日本よりもサービスがよくていいと評判になっていて危険性を訴えている人はほぼいません。

思わぬ大きな課税になることがある

海外FXでの利益は「総合課税」扱いになるので、何も考えずにトレードを始めてしまうと思わぬ課税になる危険性があります。

さらに累進課税に分類されるので、利益が上がれば上がるほど税金も増えていく仕組みになっています。

ただ431万円までの利益なら国内FXよりも海外FXの方が支払う税金が少ないので、少額の利益を目的とするなら海外FXが税金対策ではおすすめされています。

本業がある人は年間20万円以上の利益
所得がない人は年間38万円以上の利益

で海外FXによる収入を確定申告をする必要が出てきます。

税金が跳ね上がってしまう危険性があることは頭になかった!という人も焦ることはありません。

  • PCやスマホの使用料金
  • インターネット料金
  • デスクや照明などの備品の料金
  • 部屋や事務所の賃料

など海外FXのトレードに関係する経費は計上することが可能です。
複数収入がある時は損益通算をして所得を減らすことも1つの方法です。

実際に起こった海外FXの課税に関する事例

① 海外FXによる4億円の所得隠し
主婦の女性が3年間もの間、合計4億円もの所得を隠し1億4千万円の所得を支払わなかったとして在宅起訴されています。
追徴と執行猶予つきの懲役1年6ヵ月の判決が下されています。
② 海外移住で課税逃れ
プロトレーダーの男性は海外FXで大きな利益を出した後、海外に移住して課税逃れをしましたが執行猶予つきの懲役1年6ヵ月の判決が下されています。

海外FXでたくさん利益を上げてしまうと、税金がかなり高くなってしまう危険性や申告しないと刑に問われる可能性があるのでしっかり頭に入れてからトレードを始めることをおすすめします。

規約違反で出金拒否の可能性がある

ハイレバレッジ・ゼロカット・ボーナスなどで一見ゆるいイメージがある海外FXですが、まったく規約がなくフリーな訳ではありません。

こんな規約が定めてあることがある

  • 登録には不要でも出金には本人確認が必要
  • 登録名と口座名が一致していないと出金できない
  • スキャルピングの禁止
  • 複数口座での両建ての禁止
  • 意図的な窓開けトレード
  • ボーナスの悪用
  • サヤ取り(裁定取引)の禁止
  • ギャンブル取引の禁止

利用する海外FX業者の禁止事項規約を読まずにトレードを行い、気づかないうちに禁止事項に該当する行為をしていた場合に出金拒否や利用停止の危険性があります。

せっかく得た利益の出金拒否の危険性をなくすためには、規約を守ることが1番ですが定期的に出金をしてもしもの時の損を最小限に抑えるのも1つの方法です。

危険性が高い海外FX業者の見分け方

危険性が高い海外fx業者の見分け方

このように色々な危険性が考えられるのですが、安全性が高い信頼できる業者を見分けることはできます。

1つずつ項目をチェックして信頼できると思える海外FX業者を選びましょう。

金融ライセンスを取得している

ラインセンスの取得をしていない海外FX業者は危険性が高まることはもう理解していると思いますが、見分ける時は信頼できるライセンスを取得しているかどうかをチェックします。

厳格なライセンスだと言われているのはこの5つです。

  • FCA英国金融行為監督機構
  • CySECキプロス証券取引委員会
  • IFSCベリーズ国際金融委員会
  • FSPニュージーランド
  • ASICオーストラリア証券投資委員会

【FCA英国金融行為監督機構】
世界トップクラスのライセンスで高い安全性を誇ります。
ライセンスを取得している海外FX業者の入出金は自動処理システムが使われているので、不正や出金拒否が回避されています。

【CySECキプロス証券取引委員会】
厳しい基準をクリアしないと取得できず、保証機関への加入も必要になります。
倒産などで海外FX業者が資産を返還できない場合、代わりに返還するなど手厚い保証があります。

【IFSCベリーズ国際金融委員会】
割とライセンスの取得が難しくなっていて、トレーダーの資金の10%は保証金として銀行で別で保管されています。
トラブルの際の保証も受けることができるようになっています。

【FSPニュージーランド】
他のライセンスよりは取得は簡単になりますが、信頼性は高いと言われています。
ただ信託保全がなく分離管理になるため危険性は多少高くなっています。

【ASICオーストラリア証券投資委員会】
有名なライセンスではありませんが、特に不正行為に関してはかなり厳しい規定がありしっかりと管理されています。

この他のあまり見慣れないライセンスが記載してある海外FX業者は、トラブルなどの危険性が高くなるので注意が必要です。

信託保全管理が行われている

まず信託保全とは【顧客の資産を守るための制度】です。

もし海外FX業者が倒産してしまった時、信託保全があれば預けていた資産は委託銀行や担当弁護士から返還されるので失うことがありません。

また他にも信託保全の委託銀行の管理があるため、海外FX業者が顧客資産を勝手に出金することもできなくなるので手をつけられる心配もないのです。

信託保全のメリット

  • FX業者倒産時の資産の全損のリスク回避
  • 資産の流出のリスク回避

国内FXではこの信託保全が義務付けられているので必ず保証がありますが、海外FXでは必須ではないため信託保全の有無も危険性を少しでも下げるためのチェックポイントになっています。

ただ最近では海外FX業者も金融庁からの目もあるので、主流だったキプロス証券委員会(CySEC)からあまり知られていないマイナーなラインセンスに切り替えざるを得ない状況になってしまっています。

マイナーなライセンスといっても大本はキプロス証券委員会(CySEC)のケースも多く、
信託保全がなく分離管理のみの運営でもバックにしっかりした組織がついているので危険性が低いということもあるのです。

信託保全が行われているかどうかを確認しながらも、

  • グループ関連会社やその規模
  • グループ全体で保有している金融ライセンスの種類
  • 抱えている顧客の数
  • 日本の顧客に対する運営の実績

なども一緒にチェックしておくと安心です。

信託保全が行われていても、いざ倒産しましたとなると手間や時間がたっぷり必要になり即資産が返却される訳ではありません。

だからこそ業績から倒産のリスクもしっかり読み取っておく必要があるのです。

法においての海外FXの危険性について

海外fx業者の危険性

最終的な結論になりますが色々な危険性が考えられると言っても、しっかり知識をつけて利用すれば回避できることばかりです。

法律の面から見ても海外FXを利用することで、違法行為で罪に問われることはありません。

外国証券業者に関する法律施行令 第2条「二」

外国証券業者が、証券取引行為についての勧誘(これに類するものとして総理府令・大蔵省令で定める行為を含む。)をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引法第二条第八項第一号から第三号までに掲げる行為のうち総理府令・大蔵省令で定めるものを行う場合(前号に該当する場合を除く。)

金融庁HP「外国証券業者に関する法律施行令」より引用

海外FX業者で自分で口座を開設して、取引をする分には違法ではないと記載されています。

逆に業者側から勧誘をして取引をさせるのは法律で禁止しているということになります。

外国証券業者に関する命令 第七条

令第二条第二号に規定する総理府令・大蔵省令で定める行為は、次に掲げるものとする。

一  新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告(主として国外にある者を対象とする広告を除く。)

二  有価証券に対する投資に関する説明会の開催

三  口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報の提供

四  前三号に掲げる行為に類する行為

金融庁HP「外国証券業者に関する法律施行令」より引用

最初にご紹介した詐欺にあった主婦の実例の危険性がよく理解できますよね。通常勧誘は違法行為で行われることがありません。

危険性が低い海外FX業者一覧

金融ライセンス 信託保全 分離管理 その他保証
XM ・キプロス証券取引委員会(CySEC)
・セーシェル金融庁
× 〇(バークレイズ銀行) ICF(投資家補償基金)
LandFx ・英国金融行為監督機構(FCA)
・ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP)
FSCS(金融サービス補償機構)
FxPro ・キプロス証券取引委員会(CySec)
・英国金融行為監督機構(FCA)
2万ユーロまで信託保全 〇(バークレイズ・バンクオブアメリカなど) ICF(投資家補償基金)
FSCS(金融サービス補償機構)
HotForex ・キプロス証券取引委員会(CySEC)
・セントビンセント・グラナディーン金融庁
・南アフリカ金融サービス委員会
・セーシェル金融庁など
6億円まで信託保全 〇(MCB・Ceskaなど) 民事賠償保険制度
TitanFX ・バヌアツ金融サービス委員会(VFSC) × 〇(ナショナルオーストラリア銀行) なし
AXIORY ・ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) The Financial Commission
Traders Trust ・キプロス証券取引委員会(CySEC)
・バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
2万ユーロまで信託保全 ICF(投資家補償基金)

海外FXの危険性についてのまとめ

FXは国内が安全性が高く、海外が危険性が高いと思っている人も多いようですがそんなことはありません。

海外FXで危険性が低い業者を選ぶ時は以下のポイントをチェックしてみてください。

・金融ライセンスの信頼性
・資産の管理方法
・業績や日本人への対応実績
・厳しい規約の有無

国内FXは金融庁の監視下にあるので安全なところが多く、海外FXの危険性が高いように感じますが
きちんとした知識を持って見極めることができれば安全にトレードをすることができます。

不安な時は口座開設をしてトレードを開始した後も利用しているFX業者の業績・口コミなどをこまめにチェックしたり、口座内の資産はこまめに出金するなどしてたくさん口座内に入れておかないのもひとつのリスク回避の方法です。

色々な面から海外FXの危険性についてご紹介しましたが、ハイレバレッジ・ボーナスが豪華・ゼロカット追従なし・通貨ペアが豊富などリスク以上のメリットがあるので利用する価値はあると思います。