- スキャルピングにおすすめの通貨ペア
- スキャルピングに適さない通貨ペア
こんにちは、ロボックス師匠です。
FXのトレードスタイルには「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」の4種類がありますが、 このページでは短期トレードのスキャルピングでおすすめの通貨ペアについて紹介していきます。

スキャルピングって数分以内に何度も取引を繰り返す手法のことですよね?

その通りや!一見簡単に見えるかもしれんけどスキャルピングは特に通貨選びが重要やで。
スキャルピングは数秒から数分で取引を終了して小さな利益をコツコツと積み重ねていき、次の日には持ち越さないトレード方法です。
普段働いている方でも帰宅後の数時間で利益を得ることが出来るので人気のトレードスタイルですが、取引時間が短いだけに通貨ペア選びがとっても重要です。
では実際どの通貨を選べばよいのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えしていきます。
スキャルピングにおすすめの通貨→当記事
スキャルピングにおすすめの業者→別記事
スキャルピングに向いている海外FX業者は別記事をご参照ください。
スキャルピングに向いている通貨ペアを選ぶコツ5選

スキャルピングでは通貨選びが最も大切であると言われます。
スキャルピングとは利益確定が数pipsで、1日に数回から数十回取引をするトレードスタイルです。
流動性の無い通貨をひたすら監視していてもレンジが続いてはロングでもショートでも利益を得ることができません。
スキャルピングの通貨を選ぶときは、以下の5つのポイントが重要です。
- 値動きが激しい通貨
- トレンドが出ている通貨
- 取引量が多い通貨
- スプレッドが狭い通貨
- ストップレベルがゼロの通貨
1. 値動きが激しい通貨であること
取引をするには必ず、スプレッドという証券会社に支払うコストが掛かります。
値動きがない場合スプレッド分を回収するにも時間がかかってしまうので、値動きが激しい通貨であることが好ましいです。
例えば、「世界三大証券取引所の休場時間帯」や「月曜日の午前中の相場が始まった直後である東京時間」は参加者が少ないことからあまり相場が動かなくなります。
2. トレンドが出ている通貨を見極めること
東京時間の朝の9時から15時まではアジア圏の市場が開いており、円などのアジア通貨の動きが出てきます。五十日などの仲値を狙って仕掛けてくる人もいますので、9時50分辺りからは特に動きが出てきます。
東京時間の15時から20時はヨーロッパ時間と呼ばれヨーロッパ圏の取引所が開き、より参加者が増えてきて値動きが大きくなってくる時間になります。
この時間になるとユーロ系の通貨の動きが大きくなりトレンドが発生しやすくなります。東京時間の高値、安値を更新する動きが出てきます。
東京時間の21時から翌日の6時はアメリカ時間と呼ばれアメリカの参加者が加わり1番大きい取引量になります。なのでより大きなトレンドが発生したり、重要な指標の発表など動きが激しくなる時間帯になります。
時間帯によってトレンドが発生しやすい通貨には特徴があります。こちらにも注意して今トレンドが発生している通貨を見極めましょう。
基本的には1番強い通貨を買い、1番弱い通貨を売ると簡単にトレンドに乗ることができます。 現在、どの通貨が相場を率いているのかを見極めると利益に繋がりやすいです。
ドル円専門で取引をしている方もいらっしゃると思いますが、何種類かの通貨を同時に見るようにしましょう。
ここで1つ問題です。
ドル円が上昇トレンド、ユーロ円も上昇トレンド、ユーロドルは下降トレンドの相場だった場合、どの通貨を買えばよく、どの通貨を売れば良いか分かりますか?
ドル円:上昇 ドルが買われて円が売られているので、ドル>円
ユーロ円;上昇 ユーロが買われて円が売られているので、ユーロ>円
ユーロドル:下降 ユーロが売られてドルが買われているので、ユーロ<ドル
強い順に並べ替えると、ドル>ユーロ>円の順になります。 ですので、ドル円を買うのが1番効率のいいトレードになります。通貨の強弱を見極めるアプリ、インジケーター等がありますのでMT4やMT5に入れてみて下さい。
3. 取引量が多い通貨であること
取引量が多いということは流動性が大きいということになります。テロなどの突発的な事件・事故や、要人発言などの急激な値動きのリスクが少ないと言えます。
また、多くの市場参加者がいるということは大勢の人がチャートを監視しているということです。取引量の多い通貨はテクニカルが効きやすく取引しやすい通貨でもあり、動きが初心者の方にも分かりやすいです。
一方、マイナー通貨はスワップが魅力的ですが流動性が低く通貨価値が安定しません。そのため、ここで買いたい!と思ったところで買おうとしても約定しないこともあります。
その反対もあり、損切りしよう…と思ってもなかなか約定しないことも。価格が滑ってしまい思っていた損切りの位置よりも不利な位置で約定してしまい想像以上の損切り額になってしまうこともあります。
さらに、メジャー通貨に比べて見にくいチャートになりテクニカルが効きにくくなります。 スキャルピングで選ぶ通貨はメジャー通貨をおすすめします。
4. スプレッドが狭い通貨であること
スキャルピングをする上で気になるスプレッド。最近は各証券会社の競い合いでスプレッドが以前よりも安くなりました。
しかし、1回の取引で1pips、1日に10回取引するとと1日で10pipsのスプレッドを支払うことになります。1ヶ月続くと200pipsという大きなコストになってしまいます。スキャルピングで200pipsを取ろうとすると大変ですよね。その為にも、スプレッドが小さい通貨の方が効率的に利益を得る事ができます。
例)1回の取引で勝率60パーセント、利益確定が5pips、損切りが3pipsだとしましょう。
勝率が60パーセントとまあまあの勝率です。リスクリワードも1:2あり、いいトレードルールだと思います。
100,000通貨で取引した場合、1回の取引での期待値は18,000円になります。
(50,000円×60パーセント)-(30,000円×40パーセント)=18,000円
ここでスプレッドが3,500円の場合は14,500円。スプレッドが1,000円の場合は17,000円。スプレッドの差額は2,500円になります
10回取引すると2,500円×10回=25,000円
100回取引すると2,500円×100回=250,000円
ものすごい大きな額になってしまいます。 スプレッドは安い方が取引コストが低くなりコストパフォーマンスの良い取引ができます。
5. ストップレベルのない通貨ペアであること
ストップレベルとは、指値や逆指値といった予約注文時に現在価格から最低限離さないといけない値幅のことを指します
海外FX業者によっては通貨ペアによってストップレベルを設けている場合があるため注意が必要です。
スキャルピングのように小さな値幅を積み上げていく手法の場合、ストップレベルが5pipsなどと決められていれば5pips以内の利確も損切もできなくなってしまい、思うように取引できなくなります。
ストップレベルが0.5pipsなどであればそこまで影響はありませんが、なるべくストップレベルがない通貨を選びましょう。
スキャルピングにおすすめの通貨ペア
それでは上記に当てはまるおすすめの通貨ペアを3つご紹介します。
- ポンド系通貨 (GBP)
- ユーロドル (EURJPY)
- ドル円 (USDJPY)
各通貨ごとによって特徴がありますので、まずはその特徴を把握することが大切です。
いきなりリアル口座で取引をするのではなく、まずはデモトレードなどで特徴を掴んでから始めることをおすすめします。
また、指標発表の前後は値動きが荒くなりますので必ず時間帯を把握しておきましょう。
1. ポンド系通貨
スキャルピングに適した通貨としてまずはポンド系通貨が挙げられます。別名、殺人通貨とも呼ばれているほど値動きが荒いことで有名です。
ポンド系通貨は他の通貨と比較して2倍のボラタティなんてことはよくある事です。
指標などの影響で1日の間で100pips、200pips動くこともあるので10万通貨で取引していたら100pips動くと10万円、200pipsで20万円という利益が出ることもあります。
他の通貨はレンジ内であまり動いていない時でも、ポンド系通貨のレンジは幅が広いので取引しやすいと思います。しかし、反対に損をすることもあるので必ず損切は入れておきましょう。
2. ユーロドル
ユーロドルは世界で一番取引されている通貨です。ですので通貨の流動性が安定しており約定拒否等が起こりにくいです。
また、 チャートがポンド系に比べで素直で綺麗なトレンドを描いて行くのが特徴です。世界中の人が見ているので1度トレンドが出ると長い時間トレンドが続くので環境認識が分かりやすいです。
3. ドル円
ドル円は各証券会社で1番スプレッドが低い通貨です。
上記でも説明した通り、何十回、何百回も取引するスキャルピングではおすすめの通貨です。
ドル系の通貨でもあり、仕事が終わった後のニューヨーク時間から参戦する場合でも取引量が多いですのでトレンドが発生しやすくおすすめです。
ドル円は世界で2番目に取引量が多い通貨ですので安定した約定が可能です。
まとめ
スキャルピングではファンダメンタルズの影響が少ないので経済の指標が難しくて苦手という方にもオススメです。しかし最近はトランプ大統領のツイートで指標とは関係なく突発的に動くこともあります。
スキャルピングは1分足や5分足など短い足で取引をしてきますので短い間で素早い判断が必要になります。
1時間足、4時間足の長期足でのトレンド方向に従って取引しなければ負けが続きますのでしっかり環境認識を行なってください。また急騰、急落に備えて必損切りは入れておいてください。
最後に、FX業者の中にはスキャルピング禁止の業者もあり、スキャルピングで得た利益は出金出来ないところもあります。最悪口座が凍結されてしまいますので気を付けてください。

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