XMTradingの禁止事項とは?意外と犯しがちな5つの規約違反行為を解説

XMTradingの 禁止事項とは?

XMには禁止事項があります。
しかし、どのような禁止事項があるのかをきちんと把握していないトレーダーも少なくありません。「知らないうちに口座が凍結されていた」ということがないようにきちんと対策をし、大事な資産を守りましょう。

今回の記事ではXMの禁止事項をまとめました。
今後の取引の参考になれば幸いです。

目次

XMの禁止事項

XMの禁止事項は明確に定められているわけではありません。
禁止事項に近い行為であってもXMの運営により規約違反となってしまう可能性があります。

運営に疑われないよう、以下に紹介する5つの禁止事項を確認して今後の取引の参考にしましょう。

複数口座での両建て

XMでは8つまで口座を追加できます。
しかし、複数口座での両建ては禁止事項となっています。

一体なぜなのでしょうか。
理由はゼロカットシステムを悪用した手法が利用できてしまうためです。

ゼロカットとは、口座の資金がマイナスになってしまった場合にXMがマイナス分を代わりに負担してくれるシステムです。

XM側は顧客に借金の心配なく積極的なトレードをしてほしいという理由でゼロカットを採用しています。
しかし、このゼロカットを賢く利用できてしまう方法があるのです。

仮に、XMにてA口座とB口座を保有していたとします。ドル/円を「A口座:買い」「B口座:売り」と口座を分けてリスクを限定した取引をしたとしましょう。
その後、ドル/円が上昇した場合はA口座はプラスになりますが、B口座はマイナスになり、ゼロカットを受けます。

こうすることでトレーダーは損失を補填してもらいつつ、利益を得られるのです。
しかし、XM側としてはこちらの手法を多用されると、多額のゼロカット分の損失を補う必要があるため、不利になってしまいます。
そのため、XMでは複数口座での両建ては禁止事項となっているのです。

XMと他社での両建て

禁止事項と知らない初心者がやってしまいがちなXMと他社間での両建て。
XMと「AXIORY」などの他業者間での両建ては禁止されています。

こちらも禁止の理由はゼロカットシステムを悪用により、XMの不利となってしまうためです。
しかし「違う業者同士の両建てはXMも把握できないのでは?」という疑問が湧く方もいるでしょう。

海外FXはほとんどの業者がMT4・MT5をプラットフォームとしています。
そのため、MT4・MT5の取引履歴を見れば見破ることが可能なのです。

バレないと思って、他社同士の両建てをするのはやめましょう。

グループでの両建て

グループでの両建てとは「Aチームは買い」「Bチームは売り」と分かれて取引を行い、取引が終了した後に利益を分け合う取引のことをいいます。
こちらも複数口座の両建てと同じくゼロカットシステムを悪用した手法のため、XM側が不利になってしまいます。

家族、友人、ネットの知り合いなどと協力して両建てすることはXMでは禁止事項となっている為、やめましょう。

以上の両建ては禁止ですが、同一口座での両建ては禁止事項にはないため、利用してもかまいません。
両建てを活かした「ツナギ売買」という技術も存在するなど、両建ては奥が深いです。

「ツナギ売り」とは、保有する現物株につき一時的な株価下落が見込まれるとき、現物株を売却するかわりに保有する銘柄と同じ銘柄を同株数空売りすることをいいます。

参考:楽天証券(外部リンク)

XMの許可されている範囲で両建てを活用していきましょう。

裁定取引(アービトラージ取引)

裁定取引(アービトラージ取引)も禁止事項の一つです。
裁定取引とは他業者同士における価格の差を狙った取引のことをいいます。

例えば、XMとTitan fxのレートを比較してTitan fxの方がレートが上にずれていた場合、XMの買いを入れることで安全に利益を得ることができます。

裁定取引は機関投資家などの大口がよく行っている取引で、リスクが低く細かな利益を得ることができる手法です。

裁定取引(アービトラージ)はほぼ全ての海外FX業者が禁止しています。絶対に行わないようにしましょう。

窓埋めのみを狙った取引

週明けの窓のみを狙った取引は禁止事項です。
金曜日の終値と月曜日の始値に価格差が発生することを窓といいます。また、窓は高確率で埋められるというデータがあります。

月曜日の窓明けが発生してから1日以内に窓が埋められる確率は80%~90%です。
また、数週間以上の期間になると、窓埋めが発生する確率は99%以上にも達します。
窓埋めを狙ったトレードは窓埋めトレードといわれ、高確率で利益を得られることから有名なトレード手法です。

しかし、XMなどほとんどの海外FX業者は窓埋めのみを狙ったトレードは禁止しています。
あくまで窓埋めトレードだけをやり続けることが禁止なだけで、数回程度であれば問題はないようですが、疑われてしまう可能性があるため、おすすめしません。

XMで自動売買は禁止?

XMで自動売買(EA)を使った取引は利用しても問題ありません。
XMのプラットフォームであるMT4・MT5は豊富な量の自動売買が利用できます。
自動売買プログラムを自作できることもあり、MT4・MT5は自動売買をやってみたい方に適した環境といえるでしょう。

しかし、一瞬で何度も注文と決済を繰り返す高速スキャルピング手法は禁止されています。
高速スキャルピング以外の自動売買を利用して取引を行いましょう。

スキャルピングは禁止?

スキャルピングとは注文を入れてから数秒~1時間ほどで決済をするという超短気売買のことをいいます。
スキャルピングは業者によって利用できるかどうかは変わってきますが、XMでは利用可能です。

しかし、他業者によっては禁止事項となっている場合もあるため、確認を怠らないようにしましょう。

また、XMの口座はスタンダード口座とゼロ口座の2種類があります。スキャルピングをしたい場合はスプレッドの狭いゼロ口座がおすすめです。

禁止事項を破るとどうなる?

以上、XMで禁止事項とされている取引に関して紹介しました。
しかし、禁止事項を破ってしまった場合、どのような制約を課せられてしまうのでしょうか。
下記にまとめたものを見てみましょう。

出金拒否

出金の依頼をしても拒否されることを出金拒否といいます。XMは不当な取引でないと出金拒否はしません。もし、XMで出金拒否が起きたら、トレーダ側が上記5つの禁止事項のうちいずれかを行ってしまったと考えましょう。

口座の凍結

口座凍結になるとログインはおろか、二度とその口座の利用ができなくなってしまいます。
また、禁止事項に該当する取引で得た利益やボーナスクレジットも全て没収されます。
禁止事項を破った場合、口座の凍結になる可能性が一番高いです。

このように禁止事項を破ったペナルティーは最悪資金を没収されてしまうなど、厳しいものとなっています。
裁定取引や窓埋めトレードなどは有名であり勝率が非常に高い手法ですが、勝てるからといってXMでそれらの手法を利用してしまうのはリスクが高すぎます。

目先の勝率よりも禁止事項を十分に理解して、ルールを守ることが安定的な利益につながるでしょう。

まとめ

以上がXMの禁止事項についてでした。
前述した通り、ロスカットの悪用や裁定取引、窓埋めトレードを行うと口座の凍結や出金拒否、レバレッジの制限などペナルティーが課せられてしまいます。

FXには確実に勝てる手法は存在しません。
FXで勝つためには資金管理やメンタル、経験などの総合的な能力を地道に伸ばすことが一番の近道だったりします。

ロスカットを悪用や窓埋めトレードなどの「抜け道」を使うよりも、まずは地道な努力を心がけましょう。
ルールを守りつつ、XMのメリットであるボーナスやスキャルピング、自動売買などを十分に活用して利益を狙っていきましょう。

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この記事を書いた人

FXコンペア管理人のアバター FXコンペア管理人 専業トレーダー

海外FX専業トレーダー|月間最高利益3,000万円

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