ゼロカットの安全性は?海外FXの追証なしの必要性やリスクはある?

2019年10月20日

海外FXの大きな特徴でもある追証なしのゼロカットシステムは、借金のリスクがないのでトレーダーにとってかなりありがたいメリットです。

ただ国内FXでは法律で禁止されているため採用することができないシステムです。

そうなると自分の大切な資産を使って海外FXでトレードをする身としては、ゼロカットシステムが本当に安全なのか・リスクなしで使えるシステムなのか気になりますよね。

安心して海外FXができるようにゼロカットシステムについて、基礎知識や安全性・リスクなどを調べてみました。

そもそも追証なしのゼロカットシステムって何?

ゼロカットシステムとは

海外FXの宣伝文句である「追証なし・ゼロカットシステム」は、トレーダーの資産を守るために採用されているシステムです。

もっと詳しく言うと、強制ロスカットが間に合わなかった時に出てしまった時の損失を「最大で口座内に預けている証拠金の金額までにする」という保証です。

追証(おいしょう)とは、借金のことです。

海外FXで発生する追証は2種類あります。

  • 口座内の金額を超える損失が出た時
  • 証拠金維持率が規定よりも下回ってしまった時

ゼロカットシステムがあればどちらも0にすることができるという訳です。

例えば100万円の証拠金が口座内にあるとして、為替が変動し損失が出た時にゼロカットシステムが発動したケースで説明します。

ゼロカットなし
口座内:-100万円の損失
追証:-250万円
損失額:350万円

ゼロカットあり
口座内:-100万円
追証:なし(-250万円が0円になる)
損失額:100万円

追証なしのゼロカットシステムがあるか・ないかで、損失額に250万円もの差が出てしまいました。

例では追証は250万円に設定しましたが、ゼロカットシステムがないと追証はどこまでも膨らむことになるので事実上は無限ということになります。

このようにゼロカットシステムがあれば損失は口座内の金額までにしかならないという保証を得ることができるのです。

なぜ海外FXはゼロカットシステムがあるのか?

国内FXではゼロカットシステムは禁止されているのに、なぜ海外FXでは採用されているのでしょうか。

その理由はトレーダーが最低限のリスクで大きなポジション保有ができるようにするためです。

多くのトレーダーが大きなポジションを保有してどんどん取引を行うことで、海外FX業者の収益も右肩上がりになります。

ハイレバレッジで少額で大金を稼ぐこともできる海外FXでトレーダーが恐れているのは借金!

もしゼロカットがなく、ハイレバレッジで海外FXをした時の損失を見てください。

    例「資金5万ドルでドル円ペアを保有。100pips(1円)円高に変動したケース」

国内FX:レバレッジ25倍
保有ポジション:1万通貨
1円変動した時の損失:-1万円
口座の残高:4万円

海外FX:レバレッジ800倍
保有ポジション:25万通貨
1円変動した時の損失:25万円
口座の残高:20万円

5万円の資金からスタートしてハイレバレッジで20万円もの追証ができる のなら、海外FXのリスクはかなり高くトレーダーも利用する訳ないですよね。

だからこそ借金のリスクというデメリットをゼロカットシステムでカバーすることで、トレーダーの資産の保証と一緒に海外FX業者の収益を確保する意味があるのです。

国内FXでは

・ロスカットが間に合わず追証が発生してしまった
・スリッページにより追証が発生してしまった

という事例があります。

でも海外FXのようにゼロカットがあれば追証の支払いをするリスクを回避できるのです。

ゼロカットシステムのメリットとデメリット

ゼロカットのメリットとデメリット

トレーダーにとっては資産を守り借金のリスクを回避できるありがたいゼロカットシステムですが、本当にメリットばかりでデメリットはないのでしょうか。

人によってはゼロカットにリスクやデメリットはないと言い切っていますが、個人的には多少マイナスに感じる要素があるためご紹介しておきます。

ゼロカットのメリット

海外FXのゼロカットのメリットは大きく分けて8個あります。

① 急激な為替変動による追証のリスク回避

世界各国のニュースなどによって急激に為替が変動した時、大きな損失が出て口座内の金額以上の損失が出たとします。
普通なら追証が発生し借金となるのですが、ゼロカットシステムで0になるためリスク回避ができます。

② 経済指標発表時にポジションが取れる

経済指標が発表される時にスプレッドが大きく広がってしまうことがないので、ポジションを取ることができます。

③ 損失をコントロールできる

ゼロカットシステムがあれば口座内の金額までの損失に限定できるので、コントロールすることができます。

④ 特典やキャッシュバックが豊富

海外FX業者の中でゼロカットがあるところは口座開設ボーナス・入金ボーナスの他にも、取引回数や金額に応じてボーナスやキャッシュバックがあるロイヤリティプログラムなどを行っています。

⑤ ロスカット対策にもなる

ゼロカットシステムでは口座内の資金が0になってしまうまでポジション保有が可能です。
為替の急激な変動で証拠金維持率が50%以下になってしまったとしても、保有しているポジションがロスカットされません。

⑥ CFDにも挑戦できる

短い時間で資金を得たい人はFXではなくCFDトレードを希望する人が多いです。
値動きが激しいためFXよりもリスクが高いCFDをやりたいトレーダーにはゼロカットはかなり大きなメリットになります。

⑦ クレカがあれば現金不要

ゼロカット口座は現金が手元にない時でもクレジットカードを使えば入金が可能です。

⑧ 安心してトレードが可能

追証のリスクがないのでゼロカットがあれば安心して落ち着いてトレードに臨むことができます。
借金のリスクを恐れて思うようにトレードができずに損失を出してしまうリスクを回避できます。

ゼロカットのデメリット

リスクとまでは言いませんが、ゼロカットにもデメリットがあることを覚えておきましょう。

① 資金を使いきってしまう

ゼロカットシステムでは資金が0になるまでポジションの保有ができるので、損切をせずにいるとトレード資金を使いきってしまうデメリットがあります。

② スプレッドが広い

ゼロカットありの海外FXではスプレッドが広いところも珍しくはありません。
デイトレードには良いのですが、 スキャルピングトレードにはデメリットになります。

③ 出金完了が遅い

ゼロカット搭載の海外FXでは出金に数週間~数か月かかることもあります。
すぐに出金して現金にしたい人にはデメリットになってしまいます。

業者ごとのゼロカットのタイミング

ゼロカットのタイミング

海外FX業者によってゼロカットのタイミングはちがいます。

海外FX業者名 システム詳細 タイミング
XMTrading(エックスエム) ゼロカット・追証なし 次回入金時
AXIORY(アキシオリー) ゼロカット・追証なし 24時間以内に自動的に
HotForex(ホットフォレックス) ゼロカット・追証なし 次回入金時
LAND-FX(ランドFX) ゼロカット・追証なし(審査あり) メールでゼロカット申請をした後
TitanFX(タイタンFX) ゼロカット・追証なし ロールオーバー後(平日)
FxPro(FXプロ) ゼロカット・追証なし 24時間以内に自動的に
Tradeview(トレードビュー)/td> ゼロカット・追証なし 次回入金時
FBS ゼロカット・追証なし 1~3秒後
iFOREX(アイフォレックス) ゼロカット・追証なし 自動的にリセット

ゼロカットについては海外FX業者の公式サイトに必ず記載があります。より詳しい情報は利用したい海外FX業者公式サイトからチェックしてみてください。

ゼロカットがされていない!トラブル時の対処法

ゼロカットがされていない場合のトラブルの対処法

損失が出てしまった時に確認してもゼロカットがされていない!という状況になったとします。

そんな時は利用している海外FX業者のゼロカットのタイミングを確認して、遅れているようならすぐにサポートセンターへ問い合わせをしてください。

海外FX業者の問い合わせ先一覧

★XMTrading(エックスエム):support@xmtrading.com
★AXIORY(アキシオリー):jpsupport@axiory.com
★HotForex(ホットフォレックス):support@hotforex.com
★LAND-FX(ランドFX):japan.support@land-fx.com
★TitanFX(タイタンFX):support.jp@titanfx.com
★FxPro(FXプロ):support@fxpro.com
★Tradeview(トレードビュー):apanesesupport@tvmarkets.com
★FBS:fbs_japan@fbs.com
★iFOREX(アイフォレックス):cs-jp@iforex.com

LAND-FX(ランドFX)の場合はゼロカットは申請が必要なので、申請をせずに待っていてもゼロカットされることがありません。

海外FX業者によってはゼロカットのタイミングが遅めのところもあり、不安な時間を長く過ごさなければいけない可能性もあります。

そんな時の対処法として「口座に追加入金する」方法があります。

追加入金をすることで追証が0になるので、早くゼロカットして欲しいという時にはおすすめです。

それでもゼロカットされない場合は、何かシステムのトラブルが起こっている可能性も考えらるので必ずサポートセンターに連絡をしましょう。

違法ではない!ゼロカットは安心して利用できる

国内FXではFX業者がトレーダーの損失をカバーするゼロカットは法律で禁止されています。

金融商品取引法:証券取引法42条2-6
運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること(事故による損失又は当該権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得され、若しくは保有されるものとして内閣府令で定める投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補塡する場合を除く。)

引用:電子政府の総合窓口

2019年8月に平成28年7月頃から 複数のトレーダーに対して損失合計6970万円を補填したことが発覚して、東郷証券が金融商品取引法違反の容疑で逮捕者を出しています。

逮捕者がドラフト1位で巨人に入団した元プロ野球選手だったことからトレーダーの間ではこの事件は話題になっていました。

では日本人が国内から海外FXを行う時にゼロカットシステムがあるFX業者を利用することは違法性はないのでしょうか。

調べてみると違法性はないということが分かりました。

海外FX業者は必ずしも日本の金融庁に登録しなければいけないという決まりはありません。

だからゼロカットの禁止や最大レバレッジの上限などの決まりに縛られることなく運営ができているということです。

違法性はありませんが日本の金融庁とは無関係であるため、万が一の時に助けを求めることはできない ということは覚えておきましょう。

ゼロカットシステムのまとめ

海外FXにしかないゼロカットシステムは、口座内にある資産の金額以上の損失を0にするものです。

追証なしなので大きな借金を抱えてしまうリスクが回避できます。

なぜ日本では禁止されているゼロカットが海外では許されているのかというと、海外FX業者はトレーダーが支払う手数料で利益を得ているためトレードをたくさんしてもらう必要があるからです。

保証や安心材料が揃っていてリスクが少ないと、その分トレーダーも活発にトレードに挑戦してくれますよね。

追証発生リスクに怯えてしまいトレードがうまくできな人のためにもゼロカットは役に立っているのです。

ポイントをまとめると、

  • ゼロカットは海外FXにしか導入されていない
  • 口座にある証拠金以上の損失が0になるシステム
  • ロスカットとゼロカットで強力な保証になっている

ということです。ハイレバレッジで安全にトレードをすることができる制度です。

ゼロカットシステムは海外FX業者がトレーダーに安心してトレードを行ってもらい、利益を上げるためのシステムとして利用されています。